早稲田大学にて行われたマスジド代表者会議「有識者懇談会」に出席しましたので、以下にお知らせします。
日時：１月２９日（金）午後１時３０分～５時
場所：早稲田大学国際会議場３階市島記念会議室
テーマ：「文化の翻訳を考える」
今年度は文化の翻訳をテーマに、札幌・東京・名古屋・大阪・愛媛・福岡の各地から日本人改宗ムスリムが集まって、イスラームと日本の文化の橋渡しの役割をどのように担っているかを話し合いました。
名古屋からは、次世代ムスリムの教育や人間形成に関する課題において、中高生の仲間づくりの様子やムスリム以外の方々や地域との交流の例をご報告し、地域・非ムスリム社会との関係構築に関する課題については、発信していくことの大切さをお話しさせていただきました。ハラール認証・ムスリム対応に関する課題については、各地域それぞれの取り組みは異なるものの、認証というハラールビジネスには揃って否定的であることも確認できました。
いずれの課題も日本のイスラームにおいて喫緊の重要事項であり、限られた時間の中で十分な議論を尽くすことは難しくありましたが、日本人ムスリムが意見を交換し共有できる貴重な機会でした。
日本でイスラームがより理解されていくために、ムスリムがさらに暮らしやすい環境が整うように、日本とイスラーム両方の文化を知っている日本人改宗ムスリムだからこそできることがあると思います。私たちに与えられた使命を正しく受け止め進んでいけることを祈念します。
