2020年以降に名古屋モスクがお引き受けした講演・出張講義のお知らせと感想・写真を掲載いたしました。
» 2019年以前の講演・出張講義のお知らせはこちらをご覧ください。
» 講演・出張講義をご希望の方はこちらをご覧ください。
2024.7.23 愛知県公立高等学校
「イスラームのご案内 ~誤解を解消して共に生きる」
感想より
・今まで私はイスラム教は断食などがありとてもしんどい宗教だと思っていました。私は断食は1日中なにも食べてはいけないと思っていたけれど、説明を聞いて日が出ているときのみと知って驚きました。また、お祈りは1日1時間くらいやるものだと思っていたので1回5分を何回かと聞いて大変な宗教ではないと分かりました。また、最後に宗教があるからと特別扱いをするのではなく普通に扱ってほしいと言っていたので、もしこれから宗教に入ってる人に出会っても宗教に関わらず楽しく話したいなと思いました。
・(前略)ムスリムの方のYouTubeで、あまりきついと思ったことがない、や気を遣わずに普通に接してほしい、という話を聞いて、私たちは今までムスリムの方々と違う生活をしていたから勝手に大変そうと思っていただけで、ムスリムの方々からしたらそれが当たり前だということを知ることができました。なので、世界にはいろんな生活をしている人がいるけど、それは一人一人違うので、それが当たり前だと思って、全員と同じように接していきたいと思いました。
・自分がラーメンを食べれなくても一緒にテーブルを囲んで食べてコミュニケーションをとりたいと言っていたイスラームの子たちの話を聞いて、イスラームの人たちはなんの壁も作らず歩み寄ってくれているから私たちも同じように普通に接していければなと思いました。
2024.7.5 椙山女学園大学
「イスラームのご案内 ~第二世代が過ごす学校現場の実態」
感想より
・椙山の学生に取ったアンケートでイスラムに対するイメージで、「怖い」というマイナスなイメージがたくさんあった。私自身もイスラムに対してあまり良いイメージを持っていなかった。メディアの報道でイスラムのことを報道されて、イスラムの方々には悪影響しかなくて、かわいそうだと思った。(中略)私自身も、この講義を聞くまでは、イスラムやムスリムに対して、偏見や誤解があった。だが今回の講義を聞いて、自分が今まで持っていた考え方が変わった。まだ社会にはイスラムに対して偏見がたくさんあると思う。この偏見をなくすこためには、この講義で学んだことを私たちも発信していくことが重要だと思った。
・ムスリムのイメージは自分の中で確立されていたが、サラさんのお話を聞いてイメージがガラッと変わりました。日1や年1回行う宗教的行事や伝統など、日本にはないからこそ聞いてて面白かったです。しかし、ありもしない事実や、たった少ししかいない人のイメージをそのまま全ての国民に被せ偏見を持ったりしていて困っていたり、ムスリム第二世代が抱える課題などとても難しい問題ばかりだと感じました。また時間の流れの考え方が違うという話も驚きましたし、断食に対して悪いイメージだったのにパーティーのようにみんな楽しんでいると知り「え!」と思いました(笑)。宗教にとらわれるのは縛られた生活になって苦しいのではないかと思っていたが、実際は全く苦しくないものであると学べました。
・イスラームの基礎知識を初めて知ることができて、とても興味深く感じた。また、イスラームは厳しいというイメージから、サラートが5回あるのは大変だと思ったが、できる範囲で、時間があればまとめてやっていいと聞いて、その寛大さに驚いた。他にも、私たちがイスラームやムスリムの人に対し、怖いや偏見をもつきっかけとなった2015年の事件はほんの一部の人であり、イスラームは「人一人を殺す者は全人類を殺したのに等しい」という言葉があると知り、私たちはニュースを見ただけで、イスラームを怖いと感じてしまったことは良くないことだったと、今日思った。イスラームの文化、ムスリムの常識やスタイルを知ることが大切だと改めて感じた。そしてムスリム第二世代が抱える問題で、価値観のちがいでいじめを受けている人が多いと知り、とても胸が痛んだ。たとえ自分とちがうルーツを持つ方がいても、相手の文化を完全に理解するのは難しいけど、理解しようとする姿勢が何より重視だと考えた。
2024.7.3 日本福祉大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」
感想より
・中学校から高校を通して、ここまで深くイスラムについて学んだことがなかったため、今回の講義を聴いてとても興味を持ちました。(中略)豚肉を食べないこと、スカーフを付けることなどはトラブルの原因をふせぐことを知り、中学校で学びたかったなと思いました。数年前にイスラム国がテレビで報道されていた時は、すごく怖い、ひどいと思っていましたが、今回の講義の中で、イスラムの人たちは、どの人たちよりも平和を望んでいると知り、まだ偏見を持っている人たちはいると思うので、今日の話を家族に話そうと思いました。また、今日では、ジェンダー社会と言われているけれど、体力能力に応じて、男女を分けなければ不公平だというイスラムの考え方もあり、その地域の考え方も尊重して考えていくべきだと思いました。
・むちゃむちゃオモシロかった!!自分の囲理にモスクがあって、学校にイスラム系の子がいたし、友達も2人いた。2人ともいい奴で7年ぐらいいっしょにいたが、よくある誤解の3つ全てのイメージを私はもっていた。ISや男女差別の報道が多く、家の囲りにモスクがあったので金曜日大量のイスラム系の人が集っていて正直こわかった。これが報道の裏づけになっていたと思う。実際危いのは0.00…%であることが分かったし、一番驚いたのは男尊女卑で、一部の特殊な事例と全体を区別することが大切だと強く思った。(後略)
・価値観とイメージというものの怖さを今一度知った授業になった。たった1つの出来事で、すべてのイメージが決まってしまい、それによって誤解が生まれてしまい、イスラム教が恐ろしいものだとなってしまう。自分としてもイスラム教のイメージはと言われたら、過激で恐ろしいというイメージを持っていたが、今回の講義を受けて、そのようなイメージはごく1部の事で、そんなものではない事が分かった。イメージが先行してしまうと、どうしてもぬぐえないものがあると思うが、大学の例えがすごく分かりやすく、なっとくできた。
2024.6.18 慶應義塾大学
「日本でムスリマとして生きる ~名古屋のムスリムコミュニティ」
感想より
・本日はご多忙の中、お話をしてくださりありがとうございました。非常に興味深いお話で釘付けになって聞いておりました。質問にもお答えいただきありがとうございました。/お話の途中でクレシさんは”子育てに失敗した”と仰っていましたが、子育てに問題があったのではなく、異文化に対して受容的でない日本の教育環境に問題があるのだと気付きました。特に三男が学校でからかわれた時に先生がスルーしたという話が個人的にショックでした。このお話を受けて、子どもを教育する大人の意識が変わらなければ、異文化に対してのいじめやからかいは永遠にループしてしまうのではないかと感じました。だからこそクレシさんが「私1人でできることは限られていて、色々アプローチをしているけど大人達の意識を完全に変容させるのは難しい」と仰っていて悲しくなりました。しかし「1人の意識が変われば、その想いが他者にも伝播していく。それでやがて大人数での意識変容がなされ、社会の常識が変わるんだ」という話を聞いて、自分の中の考え方が変わりました。一見地道に見えるような草の根的な発信活動も、大きな意味を持つのだと考えるようになりました。すぐに大人の意識変容をできなくとも、孤立した子供達の居場所を作り、そこに通う子供達が偏見に対して自分の言葉で反論できるようになる様を見て、草の根的な活動が積み重なって徐々に変革が起きていくのだと学びました。/ムスリムから見た日本という視点で、日本の教育現場における課題が浮き彫りなり、めちゃくちゃ面白かったです。
・今日のサラさんのお話から学ぶことはとても多く、非常に興味深く拝聴していました。特に、コミュニティづくりの話では、みんながいつでも来て、去ることができる場の必要性をひしひしと感じました。属性でつながっているように見えて、本当は、悩みや解決法や共感、理解、ともにいようとする姿勢で繋がることの豊かさを垣間見させていただきました。最近、SFCでマイノリティ(特に宗教やジェンダー、セクシュアリティ、障害など)の居場所が少ないように感じることが多く、自分たちのセーフスペースを創りたいと思うことが多々あります。サラさんの「必要だからつくる」姿勢や、「理解者であり共感者である人を誰もが必要としている」「それがあるだけで、明日も頑張ろうと思える」というのは、納得しましたし、見習いたいと思いました。別に全ては分かり合えなくても、普段誰からも相手にされない自分を相手にしてくれる誰かがいる、という実感は必要だし、その感覚を大事にしてコミュニティを創りたいと思いました。/子育てのお話も、胸に迫るものがありました。第二世代ムスリムの人々が経験しうる差別やいじめ、疎外、孤立について、今までちゃんと思いを馳せたことがなかったな、と思います。家庭内と学校でのずれや、居場所のなさを同時に経験することは、とても辛いことだと想像しますし、私たちが「イスラモフォビアに抗する」という時、そこには必ず痛みを経験している子供の存在も想定していなければいけないと思いました。社会構造の理不尽さを実感させるのはいつも子供の存在だということに、自分の想像力の欠如を感じつつも、まさに子供たちへの想像力を働かせればこそ、なしうる社会変革があるのだということも、サラさんの話を聞いて感じました。
・今まではイスラームの教えや、それが根ざした文化のお話を中心に勉強してきましたが、日本のようにほとんど根ざしていなかった地域での社会と宗教の関わりがどんなものであったか、どう変わってきたのかという真にその発展の先駆者たる先生のお話を聞くことができたというだけで、まずとても感銘を受けました。/社会が変わる、社会を大きく変えるということ自体がまずとてつもなく難しいことであるのに対し、その体験談というだけでも自分にとってはとても価値のあるものだったと感じます。/また、そこでのリアルな苦悩、そのコンテキストで発生する複雑な問題というものもやはりイスラームの教えが絡むものが多く、世界でイスラームという広がり続ける宗教がどんな形で受け入れられていっているのかを生々しく感じることができ、大変勉強にもなりました。/イスラームに限らず、これから無限大を秘める多様性と僕らがどう向き合っていくべきなのかを実践するための重要な考え方を感じられた気がします。/また、先生のお子さんのお話は感動したと同時に、日本が抱える社会的問題に対しするもどかしさと、それでも助け合っていけるようなイスラームの教えの美しさにすごく感銘を受けました。そんな日本に生きていても、イスラームの考え方と、少なくても仲間たちや家族の助け合いによって、思いやったり問題を乗り越えられるその精神性や構造が綺麗で素晴らしくて羨ましいと思いました。
2023.11.14 九州国際大学
「名古屋のムスリムコミュニティとムスリム第二世代」(オンライン)
感想より
・日本では日本人がいじめや居場所がないと感じた場合は、大人によるカウンセリングを主に受けさせます。しかし、イスラム教では同じような年齢の方と交流をして一人ではないということを感じれると共に、それぞれの生き方や心まで守っていくことが出来る場があるのは、羨ましさと見習うべきものがありました。他にも、親子というのは、いつか長期に渡って分かり合えない期間が存在して、ぶつかったり泣いたりするのはどこの家庭でもありますが、その時の親の対応で疎遠状態にでもなり得るため、サラさんのようにコミュニケーションを大事にしながら落ち着いて話し合いを重ねることが出来るのは、今後の子どもにとっても良い影響と家族関係を築ける種になると思いました。人は鏡と言われるところもあるので、そのお手本のような行動をしたサラさんの生き方そのものに感動しました。
・今回サラさんのお話を聞いて、ムスリムに関する取り組みが1980年代という早い段階で行われ、今まで40年間様々な取り組みがされていたと分かった。日本のムスリム第二世代について、家庭や学校、日常生活での抱える問題についてお話を聞いた。学校、特に義務教育課程では子どもたちはまだ精神的に発達していないということもあり、周囲と違う子を取り立ててつるし上げるようなことはあると思う。しかしそこで教員が無視や一緒になってつるし上げるなどがあるのは今後なくしていかなければならないと感じる。それにこのような配慮がないのも問題だが、配慮があってやりすぎる場合もあるということなので、宗教の信仰や行動には家庭や個人差があることを理解するべきである。我々が彼らにできることは、「知ること・知識をつけること」だと分かった。そして知った我々が今度は知らない人に広めることも大切だと私は思う。
・今回の話を聞いて感じたことはやはり、ISの問題については、日本の新聞などのマスコミは商業主義なので、表現の自由の名の下にやりたい放題していると感じた。それと在日ムスリムの第二世代子どもたちの抱える問題がすごく印象に残りました。どの家庭の子供も親と喧嘩もするし、親と子供の亀裂が発生するのも体験したこともあるので良くわかります。自分も学校で同化願望も持ったこともあるし、親からみて良い子でありたいとも思ったこともありました。だからこの第二世代の悩みはすごく共感できる部分もおおくありました。
2023.10.26 椙山女学園大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」
感想より
・ムスリムが世界中に20億人もいると聞いて、思った以上に多くて驚きました。こんなに多くいるからこそ、ムスリムと一括りで考えずに、一人一人が違う価値観や常識、ファッションを持っていると理解することが大切だと考えました。日本人でも約1億人くらいしかいないけれど、全く同じ考え方で同じファッションの人はいません。それと同じように、20億人もいるのだから違う考え方やファッションをしていない方が、逆におかしいと思った方が良いいと思いました。何ごとも、一つの面だけを見て他の面も同じだと決めつけるのではなく、色々な見方からそれぞれの違いを見つけ、違いの多様性を受け入れ、互いの長所を活かしていけるよう行動するべきであると考えました。
・今回の講義は全て図星をつかれたように感じるほどわかりやすいと感じました。中学生の時に教科書で学んだイスラーム教が全てだと思い、本当にイスラーム=厳しい宗教だと思っていたので、今回のお話を聞き私はただ教科書の記述を見ただけで理解した気になっていて、本当は何も分かっていなかったのだと気付きました。寧ろ、イスラーム教の人の多さを見れば、とても厳しい宗教であるはずがないのに、なぜそこに気付かなかったのだろうとも思います。仰るとおり、マララさんの件で女性の立場が低いのだと勘違いしていたので、メディアに踊らされずに、自分でしっかりと調べたうえで考えるべきなのだと実感しました。「一部の」地域、意見、人間でも、目立ちすぎるとそれが代表のように誤解されてしまう、SNSを通して情報を知りすぎてしまう今だからこそ、ただ一つの情報に捉われずに、一つの情報を知ったらその情報について深く知ることが知識を得る上で大切なのだと考えます。
・ ムスリムの女性の方はヒジャブで身体を覆い隠して、ファッションで自分を表現できない=自由がないのでは?と疑問に思っていました。しかし、ヒジャブで身体を覆い隠す理由は、女性が美しい存在とされている前提で美しい部分を隠しているためだと学びました。また、ドルチェ&ガッバーナやユニクロなどがヒジャブを販売していたり、モデストファッションを発信している方がいたりと、ムスリムの方もファッションを楽しめる取り組みがされていると知って良いなと思いました。そして、イスラームの中で男女差別はなく、体力や能力に応じて平等にしているのだと知りました。女性の病気は女性医師が診察する、女子学生の教育は女性教師がするなどといったこともいいなと思いました。正直、これまでイスラームと聞くと脅威のようなイメージがありました。私たちが身近に触れられるテレビメディアで、イスラーム=ISのように捉えられていたからです。しかし、今回の講義でISとイスラームは別物で、私たちと同じような普通の学生がいることを知りました。触れる情報を鵜呑みにしてしまっていたことに反省しました。今回の講義で、本当のイスラームについて知ることができて良かったです。とても有意義な時間でした。
2023.10.10 芝浦工業大学
「イスラームのご案内 +ハラールについて」
感想より
・今回お二人の話を伺って、イスラームとはかなり自由な宗教なのだなと理解しました。私も最初は規律が多く、しがらみが尽きない宗教だと思っていたのでお話を聞いた時は意外でした。私は「街中でニコニコしている人が多い」と聞いた時に大変素敵な宗教だと感じました。苦難にすべて理由があり、救いがあるなら確かにポジティブな気持ちで過ごせそうです。日本では宗教というものにそこまで興味が無いからなのか教育の影響なのか、宗教そのものに対しての価値観が違うなと感じました。ムスリムが日本でどんな暮らしをしているのか、現状についてどう考えているのかを知って、正しい理解を深めていきたいと思います。
・お話を伺って、イスラームについての知識が不足していることに気づきました。世に出回ってる情報と実際は異なっており、その情報錯誤のせいでムスリム第二世代がいじめを受けていると聞いた時には、自分の無知に苛立ちを感じました。インターネットが流通して情報社会になった今、その発展が、逆にムスリムのイメージを悪くしているとなると、とてもやるせない気持ちになります。直接お話を聞ける機会を頂いた私たちは、日本社会がイスラームに対して抱いているイメージを変えなくてはいけないと思いました。
2023.7.27 千葉大学
「名古屋におけるムスリムコミュニティとムスリム第二世代」
感想より
・貴重なお話ありがとうございました。SYMについて、第二世代同士の語りの場から、第二世代が仲間と言葉を獲得して、イスラームについて発信する場になっていることが印象的でした。自分は一人じゃないと思えることが、様々な強さにつながるのだと感じました。私は今まで、第二世代を含め日本に住むムスリムの方に対して「イスラームの規範を日本で実践するのは大変だろうな」というふうに、外から見える宗教的実践の部分にしか着目せずそれを自分のものさしで考えることしかできていませんでした。今回お話を聞いて、ムスリムの方は、自分の中でイスラームの思想や生きる意味をしっかりと捉えていて、それに従って、ムスリムがマイノリティである日本社会においてもひたむきに宗教的実践をして、仲間と助け合いながら生き生きと生きている面が伝わってきて、ムスリムの方への感じ方が変わりました。ISについて、ニュースで頻繁に報道されていたのは私が中学生の頃で、当時は私の中で、偏見よりも「私は関係ない」という無関心の方が大きかったことを思い出しました。というのも、私の地域や学校でムスリムを見かけることもなければ、私がSNSをやっていなかったためにデマやヘイトに触れることもなかったからです。偏見は悪いことですが、無関心も相手に歩み寄ることもなく疎外感を与えてしまうと思い、無関心も悪いことだと思いました。もっと知識や関心が持てるよう、義務教育の段階で、イスラーム含めダイバーシティについて学べる場が欲しいと感じました。
・とても良かったです。ムスリム2世代という存在は初めて聞きました。どんな生活や問題があるのか講義に参加して把握することができました。自分の国は人口が一般的にムスリムなので、ムスリムとしてイスラムがマイノリティの国に生まれたり、生活しないといけない経験は想像できないです。「私たちに合わせなくても大丈夫で、知ってくれればそれだけでいい」という言葉がすごく感想に残っています。(インドネシア人学生)
2023.7.23 日本南アジア学会
「日本に暮らすムスリム第二世代」(ハイフレックス)
2023.7.21 愛知県公立高等学校
「イスラームのご案内 ~誤解を解消して共に生きる」
2023.6.20 慶應義塾大学
「日本でムスリマとして生きる ~名古屋のムスリムコミュニティ」(オンライン)
感想より
・まず、クレシ先生の行動力に脱帽しました。私はよく、無いものを理由に諦めることがあります。クレシ先生が大切にしている「ないなら作れば良い」という気持ちは自分以外の困っている人を救えるということを学びました。日本に住むムスリムにとって子育てがこんなに大変なことなのだと知ることができました。確かに皆と一緒に給食を食べたりなど、学校生活を周りと同じように過ごせないことも多くあるな、と気付きました。私は子ども学に興味があってウワサの保護者会はよく見ており、そのような番組に話題に取り上げられるほど改善すべき問題なのだと知って、私も周りの人や自分の子どもには、イスラームに対して偏見を持たずに接するように伝えていきたいと思いました。クレシ先生は子育てに失敗したと仰っていましたが、昔から愛を伝え続けていたり、イスラームの教えをもとに子どもたちに向き合っていたからこそ、お子さんは安心して反抗できたのだと思います。どんなことがあっても自分の軸をブラさずに活動やお子さんと向き合えるクレシ先生に本当に尊敬しながら講義を聞かせていただきました。イスラームの面だけではなく、他の面でも非常に勉強になる楽しい講義でした。ありがとうございました!
・本日は授業ありがとうございました。ISがメディアを騒がせていた時期、私は小学校高学年くらいだったと記憶しています。当時は「イスラム国」という呼称がメディアで使用されていました。実は私も、「イスラム国」とイスラームを混同していた1人です。大学生になってイスラームについて勉強して、これまで持っていた偏見に気づくことができました。今日の授業では、誤解や偏見で苦しむムスリムの子供たちの葛藤や、クレシ先生に届いた脅迫メールなど、生々しい現実が垣間見え、以前の私も誤解と偏見の中で差別的な捉え方をしていたことを恥ずかしく、申し訳なく思いました。幼稚園やハラールショップ、給食のメニューを20年間ハラールで再現したりと、クレシ先生の行動力と熱意に驚かされ、大変刺激を受けました。私は、このようにイスラームについて勉強する機会に恵まれ、イスラームの教えの素晴らしい側面をたくさん知ることができました。私の周りには、まだイスラームについて勘違いしている人が多いと感じます。(先日インドネシアに留学したら断食に挑戦したいと友人に話したら、その友人は断食月には1ヶ月間昼夜問わず水しか飲めない思っていたらしく止められました)私も、家族や友人との対話を大事にして、ムスリムの方が不自由しない社会を目指したいと思いました。
・サラさんの言葉の一つ一つが深く、重く感じました。たった、1時間の講義でしたが、その講義の濃密さに驚きました。その背景には、ご結婚を機に改宗をし、何も分からないままムスリムとなったサラさん自身の「分からなさ」に、あるいは日本社会で生活するには十分足りていない社会の未熟さに、あるいは家庭と社会の狭間で自我が分断されることで生まれる葛藤に、対峙し続けたサラさんの並々ならぬ人生が、いや、それだけではなく、私自身についても、日本社会のある種の「レール」や「制度」の中で、生活することに苦労することもなく、それを「常識」として疑うこともなく、のうのうと生きてきた存在だったのではないかと改めて考えさせられました。心が揺さぶられるような衝撃を受けました。イスラームと現代日本社会を考える上で、暮らしやすい社会を作るために交流や発信が、同じ境遇の人がいることを知る機会となり、悩みを共有できる仲間ができるきっかけになることが、イスラームの教義と日本社会の二者択一ではなく、「日本社会でムスリムとして生きる自分」を肯定し、存在論的安心を作り出すことに繋がるのだと、実感した。
2023.5.24 日本福祉大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」
感想より
・今回の講義を受けて、自分が今までイスラームに対してたくさんの間違った認識を持って育ってきたことを知ることができた。今まで「イスラム教」と聞くと、頭の片隅に「イスラム国」のことが浮かび、少し苦手意識が生まれていた。だが今回、その組織はムスリムの中でもごく少数の人たちであり、大多数のムスリムが平和を願う優しい方々であると知り、自分が宗教全体の悪い印象しか見ようとせず、その裏にある大多数のムスリムに対してもマイナスな印象を持ってしまっていたと感じた。これから生活していく上で、今回の講義で学んだ「メディアの情報に踊らされないメディリテラシー」と「ムスリムに対してレッテル貼りをするのではなく、一個人として見ること、多数派として理解し、偏見、誤解なく接すること」を意識して、身近にいるムスリムの人々にも、ムスリムだからという印象や線引きをせず接していきたいと強く思った。
・今回は、イスラム教のことについて学び、小学生の時にイスラームの友人が居たのを思い出しました。テロ等の事件で怖いイメージを持ちがちであったり、宗教自体マイナスな印象が強いですが、その友人も家族も心優しく素敵な人たちでした。一部の特殊な人たちと全体とを区別して欲しいということを聞き、確かにそうだなと思いました。誤認をしていた部分が多く、今回イスラームの方の話を直接聞くことができて、理解しなおすことができて良かったです。あいさつの意味に込められた、あなたの上に平和がありますようにというのを知って、今までのイメージから180度変わり、平和を望んでいる集団なのだと分かり、関心がもてました。
・まず、イスラム教はキビしくも、危険思想を持ったヤバイ奴らが属している宗教ではないよ。イスラム教は一神教だよ。あと時間の流れが違うよ。神は母であり父でありまた裁定者である。イスラムは厳しい宗教ではなく、自分のできる努力をすれば良いよ。無理すんなっていう考え方。男尊女卑ではなく、男女は仲間であり尊重しあうべきであるという考え方だよ。ムスリムが危険であるという認識は、日本のメディアがテロリストをイスラム国と呼んだからだと思う。ムスリムの0.0015%くらいの少数がテロを行った人たちだから、ムスリム=危険というのはやめよう。あと断食は終わった後にパーティだし、ジハードは神の名の下に殺し回れって意味じゃないよ。正当防衛しか許されていないよ。メディアリテラシーって大事だよね。今回の講義は、自分の中のイスラム教、ひいてはムスリムへの印象ががらりと変わった。豚を食べられないっていう所が無ければ最高の宗教なのになと思った。
2023.3.27 愛知県西尾市教育委員会
「異文化理解教育のために ~イスラームのご案内とムスリム第二世代の事例」
感想より
・本日は、貴重なお話ありがとうございました。サラ先生のお話ではじめて知ったこともたくさんありました。その中でも一番心に残ったことが、①理解者がいることの大切さと、②「愛している」と伝えることの大切さです。そして「みんなちがってみんないい」とは、ムスリムだけでなく外国にルーツを持つ子供たちにも、そして国籍関係なくみんな共有していきたいなと思いました。
・研修を受けるまで恥ずかしながらムスリムは「厳しい宗教」だというイメージを持っていました。ムスリムの教えに少し触れることができイメージが180度変わり、そしてやさしい気持ちにもなりました。第2世代と学生さんたちの交流会でのインプットからの「アウトプット」はとても勉強になりました。母語クラスにも応用ができそうなので試してみたいと思いました。お話の中の「マジョリティーの体験」「仲間」「ムスリムというフィルターをかけずに物事を考える」という言葉がとても印象的でした。宗教という側面からの話でしたが、菊池先生もおっしゃったように外国にルーツを持つ子どもたちが抱える悩みに通づるところもあり、いろいろと考えさせられました。ありがとうございました。
2023.3.4 イスラーム・ジェンダー学科研 公開セミナー
コメント「ムスリムと食 ~名古屋の事例から」
詳細はIG科研ホームページへ
2023.2.5 日本ムスリム協会公開講座 「日本に暮らすムスリム第二世代 ~子どもたちの現状と解決案」
詳細は日本ムスリム協会ホームページへ
2023.2.3 みよし市生涯教育講座
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」
感想より
・知らないことを知ることができて良かったです。知らない=こわいになってしまうため、知ることが大切だと思います。できればもっと身近な違い(生活のちょっとしたこと)をたくさん聞きたかったです。テーマごとに回数があればまた聞いてみたいです。
・「知らない」という自分の都合で人を傷つけることのないように、心できちんと気を付けていたいと思いました。報道の影響についても改めて考え、自分で知ることを大切にし、自分の考えを持てるように常に意識することを大切にしたいです。断食ラマダーン月の話は、とても興味深かったです。90分でとてもたくさんのことをしれて、お話を聞けて良かったです。
・お話を聞いていくうち、自分の中にそれほど意識していなかったけど偏見を持ってイスラム教を見ていたことに気付きました。本当のイスラム教を教えていただいて視野が広がり、とても大切なことを学びました。一番印象的だったのは、1日に何度も”平和”という言葉を口に出しているということでした。メディアで見るイスラム教のイメージとかけ離れたもので、そんな人たちが好戦的なはずがないと思いました。
2023.1.15 名古屋ウズベキスタン友好協会
「イスラームのご案内」
2022.12.13 芝浦工業大学
「名古屋モスクの歴史と活動」
感想より
・お忙しい中たくさんお話しして下さりありがとうございました。ムスリム・ムスリマの方から直接お話を伺うことができ、また多くの質問にも丁寧に答えて下さりとても勉強になりました。そのなかでも、運営や活動において細かい配慮をされていることや、日本にいるムスリムの子どもたちのお話が印象に残っています。まだまだ多くの偏見があることや、私たちがまず知ることが重要だということを意識していきたいと思います。
・実際に名古屋モスクの設立に関わっていたサラさんから、立地やデザインのこだわりや、名古屋モスクはどのようなモスクであるべきかというお話を聞くことができてとても勉強になりました。給食や学校生活のお話など、文献を調べてもわからないようなことを実際のエピソードと合わせて詳しくお話してくださりとても興味深かったです。ムスリムの子どもたちはとにかくモスクに来て仲間を見つけてほしい、私たちのようなマジョリティである非ムスリムは誤解や偏見なくイスラームを知ってほしい、という言葉が特に心に残りました。
・先日はお忙しい中お越しいただきありがとうございます。ムスリムとはどんな人たちなのか、またムスリムにとってのモスクの役割や意味など、論文で読んだだけでは分からない事まで教えていただき大変勉強になりました。
2022.12.9 金城学院大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム~」
感想より
・今回の講義を受けて、自分がいかに偏見の中にいるのか気づくことが出来た。私のイスラムに対するイメージは、過激、武装、テロリストなど、危険なものばかりであった。だが、それは全てISのものであるということが分かった。むしろ本来のイスラム教は非常に良い教えばかりで、自分の中で新しい学びとなった。特に、性差の考え方は非常に納得のいくものだった。現代の日本では完全な平等を目指すが、イスラム教のように男女それぞれの特性にあった仕事を割り振ることが私も大切だと思う。
・今回のお話を聞いて私が抱いていたイスラムへの偏見が如何におかしいことなのか知ることが出来ました。武装している、女性は可哀想、礼拝が大変そうなどは私が思っている1部の偏見であって実際は違います。なんでこんな固定概念に捉われていたのか不思議に思います。そして意外と先進国と言われている日本ですが他の国よりも遅れているのではないかと思いました。外で働くよりも中で働く方が女性にとってはありがたいお話です。職業に平等性を求めることも重要だと思いますが、性別によってできることも限られてくるゆえある意味日本の方が遅れていると思いました。
・今日はイスラム教について学びましたが、何よりも私は、ムスリムに対して偏見を持っていたのだなぁと感じました。私たちはメディアによって得た情報で、「イスラム教」の良い・悪いを判断しがちですが、それによってムスリムの人たちが、学校や社会の中で、どれだけの偏見や差別を受けてたのかと思うと、申し訳ない気持ちで一杯になりました。無知であるからこそ、私たちは一部の情報で判断し、偏見を持つことから、今日のような機会をたくさん設け、多くの人に正しく理解をしてもらうことが、私たちにできることなのではないかと、強く思いました。改めて、サラさん、本日は大変貴重なお話をありがとうございました。今日得たものを、多くの人に伝え、正しい姿で「イスラム教」が理解される社会を、作ることができたらと思います。
2022.12.8 愛知国際交流協会 国際交流・多文化共生コーディネーター講座
「ムスリムの『弔い』 ~イスラームの死生観」
感想より
・死生観について、たくさんの情報をパワポ資料で説明いただきました。できればもっと時間をかけて、じっくりお伺いしたい内容でした。
・イスラム教についての講演は初めて聞いたので、とても参考になりました。歳をとった外国人が増加する現代、モスクの活動は、とても必要なことだと思います。
・土葬にこだわる理由がわかりました。テレビで埋葬地の確保にかかる問題について見たことがあります。彼らにとっては、重要なことなんだなと思い直しました。
2022.11.10 椙山女学園大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」
感想より
・正直私もアンケートの結果通り、イスラームと聞いて過激派の印象が強く怖かったのですが、お話を聴いて、私はイスラームに対して間違った認識をしていたんだと感じました。むしろ過激とは程遠い、(サラーム)平和を大切にする教えだったことに驚きました。そして、もっともっと多くの人がこのことを知るべきだと思いました。知ることで絶対に分かり合えるし、お互いを尊重し合えると思いました。私も家族に話してみたいと思います。普段では知れないような貴重なお話をして頂き、ありがとうございました。
・今までイスラム教の人をいかに偏見の目で見ていたかとても分かりました。(中略)/ラマダンはムスリムにとって日中何も食べる事ができない過酷な修行でかわいそうだと思っていたので、日が落ちたら豪華な食事パーティの楽しいイベントだという事にとても驚きました。/つい最近までの自分も含め、イスラム教について、ムスリムについて誤った知識を持っている人は多くいると思います。私の父も「女の運転は危ないから、日本もイスラム教の国みたいに女に運転させるの辞めさせればいいのに」とをよく言っていました。そういう人がイスラム教について知る事ができるような授業やイベントがもっと増えたら偏見を減らすことに繋がると思いました。
・礼拝所についてのお話で、日本国内でも空港やサービスエリアには礼拝所が設置され始めていますが、グローバル化が進む背景やアフターコロナで旅行客が今後増加することを見据えると、もっと多くの施設で必要だと思いました。/大学でも設置されているところがあることを知って、椙山にも設置したいなと思いました。私の英語のクラスにもムスリムのクラスメイトがいるので、きっとあれば便利になるだろうし、これから入学してくる高校生や中学生にとっても、礼拝スペースがあるという安心感で椙山に入学したいと思うムスリムの生徒も増えるのではないかと思いました。マイノリティーであってもどんな人であっても理解、尊重し合える学部、学校になれば良いと感じました。/(中略)正直に言うと当時はイスラム教自体が怖いものかなと思ってしまいました。しかしイスラム教の教えである両親を大切にすることや相手の平和を祈る挨拶など、怖いとは正反対でとても平和性を感じました。/今回の講義を通して本当に怖いのは無知であることだと思いました。世界には多くのムスリムの人たちがいて、留学先などでも出会うため、ムスリムについて多くのことを知ることができて、今の私にとっては本当に大切な情報で、また自分の教養を深めることができました。機会を設けて下さった水島先生、足を運んでお話を聞かせていただいたサラさん、本当にありがとうございました!今回の講義をきっかけに、ムスリムについてもっと知るために今後は自分で情報をキャッチアップしていこうと思います。
2022.10.15 北九州ムスリム・フレンドリー推進プロジェクト主催シンポジウム:日本の教育現場におけるムスリム対応のあり方を考えるー英仏米との比較から
「日本の教育現場においてムスリムの子供たちに必要な対応とは?」(オンライン)
2022.8.21 愛知県立大学地域連携事業公開講座
「ムスリムの『弔い』事情 ~イスラームの死生観」(ハイフレックス)
2022.7.21 愛知県公立高等学校
「イスラームのご案内」
2022.6.28 慶應義塾大学
「日本でムスリマとして生きる ~名古屋のムスリムコミュニティ」(オンライン)
感想より
・本当に貴重なお話をありがとうございました。
サラさんの滔々とした、でも、ものすごくバイタリティ溢れていて、強い芯が垣間見えるそんなお話で終始聞き入っていました。きっと、お話以上、そして、想像以上の苦労がおありでしょうし、お話することさえ労力のいることなのに、それを引き受けて下さったことがありがたいです。(中略)これまで、社会は1人じゃ何も変わらないと思わされることの連続でその考え方が染み付いてしまっていますが、別に社会を変えようとしなくても次の世代のために行動することはできるかもしれないなと思わせてくれる内容でした。残念ながら、差別が全てなくなることはないいと思っています。ただ、、自分は差別していないと思うのではなく、自分の中に潜む差別意識をきちんと向き合って、認め、その上でそれを顕在化させないことが重要だと考えています。その考えをさらに強く持とうと思わされたお話でした。お涙頂戴で語られた話じゃないことは存じ上げていますが、気が付いたら涙が出ていましたし、本当にいい意味で圧倒されましたし、色々なことを考えさせられました。本当にありがとうございました。
・本日は貴重なお時問の中講議して下さり本当にありがとうございました.今回の援業は私が受けてきたイスラムの授業で最も印象に残る講議でした。多文化社会を生きる上で、少数派が多数派コミュニティ中でどのような思いを持ち、大変な思いをしてきたのか非常にに考えさせられるところがありました。特に制約が多いイスラム教の中で、国内のイスラムに対する考えや、風潮を自ら変えようと事業を行なっている点は関心させられました。給食のお話や託児所を作られたお話、どれも愛情が無ければ継続することが難しいと思います。そういった中で家族にもしっかりと説明をし、崩れかけていた家族をひとつにすることができたのはそういったことがあってこそだとかんじました。
・今回の講義では、クレシ先生のムスリムコミュニティづくりについてのお話が興味深かった。日本では現在もイスラームに対する誤解や偏見が存在するのが現実で、それを解消するために様々な活動を行う姿が印象的だった。また、先生の子供たちのお話も心に残った。私も海外の小学校に通っていた際に、アジア人に対する誤解や偏見から、からかいを受けた経験がある。文化の違いを理解し合うのは難しいことなのかもしれないが、偏見が少しでも減る世界になってほしいと思う。偏見があったとしても、人間関係を築いていく中では、文化の違い関係なく、同じ人間として関わることを大事にしたいと感じた。クレシ先生の一人の女性として自立し、活動しているところがとてもかっこよく、私も女性として見習いたいと思った。
2022.6.14 名古屋外国語大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」(オンライン)
2022.5.25 日本福祉大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」
感想より
・私のイスラム教に対する印象は怖いものだった。私の記憶が間違っていたら申し訳ないが、日本人を人質にして殺害するといった動画の切り抜いたものが良くニュースで流れていたのを目にしていた。この印象が強かったため、過激な集団というイメージが付き、当時は恐怖を感じていた。この講義を通して、そんな過激な集団(IS)と、イスラームを信仰している人々(ムスリム)が全く違うものだと学んだ。また同時に、テレビや新聞などの報道されることの怖さを感じた。一部の人によって全員が悪くみられるのは悲しいことだと感じた。(後略)
・今回受けて思ったことは、「イスラム」ということだけで、何かフィルターをかけていたなと思いました。この授業を受ける前までは「イスラム」という言葉を聞くと、イメージ的に武闘派で、かげきで、怖い感じがあったけど、聞いてみると、あたりまえだけど、全員がそうではなくて、ほんのひとにぎりの人たちがやっていることで、それが全員悪いという意識になっているのを知りました。それによって子どもがイジメにあったりしていて本人は何もしていないのに、イジメに会うのは、教育的にどうなのか?と思いました。グローバル化が進む中で、こういうことも頭に入れておかないといけないと思いました。
・(前略)”ムスリム”だという事を隠して生きていかないといけなかった子もいる事に対してとても心が痛みました。ムスリムを隠すという事は、自分を否定して生きていかなければならないのと同じだと思います。そんな社会を作り上げたのはほかでもない私たちです。不確実なものを信じるのではなく事実を知ること。本当のイスラームについての正しい知識を私たちは身に着け、1人でも上のような人たちが苦しい思いをせずに生きられる世の中に少しでも早くなるよう、私たちは今後の教育につなげていきたいと思います。教育者を目指すものとして、こういった世界にも目を向けることも大切だと思いました。いろんな事を受け入れられる教育者になりたいと思いました。
2022.4.27 名古屋青年会議所
「イスラームの基礎知識 ~簡単にできるムスリム対応」(オンライン)
2022.3.31 International Islamic University Malaysia
「Second Generation Muslims in Japan」(オンライン)
2022.3.8 名古屋市公立小学校
「外国にルーツを持つこどもたち ~ムスリムってどんな人?」
2022.1.18 飛騨高山フードバリアフリー協議会:飛騨高山コーシャ-ハラールセミナー
「ハラールとは ~ムスリムの視点から」(オンライン)
2022.1.27 守山生涯教育センター
「ムスリムの思いを知って気づくこと ~多文化共生を実現するために」
感想より
・ますますグローバル化する現在の日本ですが、ムスリムの理解をさらに深めることができました。そして多様性の理解と価値観をお互い認め合うことを再確認できました。ムスリムが厳しい要求ではなくとてもある意味理にかなった正しいルールがありながらも、楽に生きることができる宗教だと思いました。講演者が宗教を超えた人々を孤立から救うこともライフワークとしておられることに感動しました。大変内容が深くお話に引き込まれました。ありがとうございました。
・「イスラーム全体の”価値観”と一部地域の特殊な考え方を同一視してはならない」ということに共感しました。報道などでも目に付くものやピックアップされやすいのは後者の”特殊”の方で、どうしてもイメージに残ってしまいやすいものだと思いました。その一方で、”全体”の方を知るには、そこに身を置く事(イスラーム圏で生活してみる)や今回のような講義を受けるなど、自らの積極性がある程度必要なため、その難しさや興味・関心をもつことの重要性を再認識しました。
2021.12.2 椙山女学園大学
「イスラームのご案内 ~誤解を解消して共に生きる」
感想より
・20歳になってはじめて、このようなお話を聞く機会に巡り会えて本当によかったと思いました。まず、ムスリムの人口がこんなにも多いことを知りませんでした。実際の数値を見てみると世界の人口の4人にひとりだということで、自分の思っていた何倍もムスリムの方はいらっしゃるんだと気づきました。今回のお話をきいた中でも印象的だったのは「アッラーはあなた方に易きを求め、困難を求めない」という言葉です。自分自身も誤解していましたが、イスラームはすごく厳格で、時には危険も伴うと勘違いしていました。しかし必要なのは出来る範囲での無理のない努力、危険なのは一部の間違った人々でした。マスメディアでは話題性を持たせようと過激な報道が主流になっていますが、私のような無知な人の誤解を作らないためにもそうではない面を学校などで学習させたり普段見るようなテレビで少し特集を組んだりすることが必要だとかんじました。(後略)
・今回の授業を受けムスリムに対する考え方が変わりました。日頃のニュースで見かけるものはどれも過激なものばかりで、あまりよくないイメージがついていました。しかし初めて当事者の声を聞いてこのイメージが大きく変わりました。(中略)そんな環境を変えようとYouTubeで発信する活動は素晴らしいと思いました。見てみたところムスリムに関する内容だけでなく、日本のゲームに関する動画も挙げていて親近感が湧きました。イメージを変える最善策だと思います。私もこの講義を受けていない友人や家族にこのチャンネルのことを話しました。また今回の講義で学んだイスラムのことも話すと少し驚いていました。それは内容もそうですが、私があまりにも真面目に話すから驚いたと言われました。私はこの心持ちが重要なのだと気がつきました。多くの人はニュースで流れていることだけが事実だと思い、また教科書で学んだ以上のことを知ろうとしません。その根付いたイメージを払拭するにはパッションが大切です。私は今回学んだことを発信していく側になるようにします。
・高校では世界史選択だったこともあり、イスラム教が愛の宗教(と先生は教えてくれました)だということも理解していたのですが、今回の講義を聞いて、私が身につけていた知識ではムスリムの方々にとってはまだ十分ではない理解量だと感じました。(中略)サラ・クレシ好美さんが講義内でよく仰っていた「そんなに厳しいルールがあるなら現代まで続くはずがないし20億人も信仰しない」という言葉に何度も納得しました。高校ではラマダーンのことを「貧しい人々の気持ちを理解するために日の出ている間だけ食事をしない」とだけ学習したのですが、日没後しか食事ができないからこそ、日が出ている間から夕食の準備をしたり、友人を夕食に招いたりするとても楽しげな期間だということや、それによって喜捨が促進されるという素晴らしい結果は知らなかったので、授業終わりに高校時代に同じ世界史クラスだった友人に思わずLINEをして内容を共有しました。また、ジハードは教科書通りに聖戦と覚えていたので、すぐに”奮闘努力”だと覚えなおそうと思いました。(中略)ご多忙の中、とても興味深い講義をありがとうございました。得たものは自分の中に留めるだけでなく、発信していこうと思います。
2021.11.30 中京大学
「イスラームのご案内 ~誤解を解消して共に生きる」
感想より
・自分が思っていたイスラームは、ほとんど間違っていたのだと知りました。(中略)義務と言われると、厳しいこと強いられるのかなというイメージがありましたが、出来なくてもやろうという意思が大事であるという言葉があると聞いてとてもあたたかい存在だなと私も感じました。神様に頑張りを認めてもらえられている気がしていいなと思いました。(中略)ムスリムの子たちが理解者がいることで救われたとおっしゃっていたので、自分も理解者になれるよう努めたいと思いました。何も知識を持たないまま偏見を持つことは罪深いことだなと思いました。
・クレシさんが仰っていた「特殊な事例を一般化している」という言葉が印象に残った。正しい知識を持っていないからこのようなことが起こっているのだと分かり、まずは知ることが必要だと思った。周りの情報に流されず、自分の知識で正しい判断ができるようになりたいと考えている。世界史の授業でイスラーム教の5つの義務について学んだことがあったが、やはり実際にイスラーム教徒の方にお話をしていただくと、より具体的に理解することができた。イスラーム教の義務は自分が思っていたような厳しいものではないということが分かった。
・(前略)自分もイスラームやムスリムときくと一番初めにISのことが思い浮かび、良いイメージよりも悪いイメージの方があった。実際はそれは大きな誤解であり、自分が知識不足や差別意識を持っていたことがとても恥ずかしくなった。自分と同じような誤解を持っている人はたくさんいると思う。こうした後愛を解消してみんな平和に生きることがいまの時代求められているのだと感じた。minority側がmajority側に生活スタイルや食を合わせ、majority側がそれを心よく受け止め、それぞれの価値観を大切にしてみんなが平和に暮らしていく方法もあるのだと感じた。国際教養学部の学生として、宗教の違いを理解し、教養のある人間になりたいと感じた。
2021.11.27 大阪イスラミックセンター
「日本に暮らすムスリム第二世代」
2021.11.26 愛知県公立高等学校
「イスラームのご案内 ~誤解を解消して共に生きる」
感想より
・イスラム教のあまり知らない部分や勘違いしていたことについて正しい知識を得ることができてよかった。
・認めることが大事ですね。
・講師の方のお話は、具体的でとてもわかりやすいものだったと思います。特にイスラムに対する偏見が一部の過激な人々とそれ以外の人々を一緒にしてしまっていることによってもたらされていることや、女性の活躍についての日本との比較の話は私達のものの見方や文化を省みることにもつながると感じました。
2021.11.9 SPIRAL
「イスラームのご案内 ~誤解を解消して共に生きる」(オンライン)
感想より
・イスラム教徒の人々は全世界でみれば多数派であるにもかかわらず、日本で誤った価値観が広まってしまったことから、彼らにとって過ごしやすい環境になっていないことを残念に思った。もし私が彼らの側だったら信じているものを何も分かっていないのに、揶揄われたり非難されたりしたら苦痛だし、やりきれない気持ちになると思う。これからアジア圏との交流が活発になっていくと思うので、イスラムの方々と日本人とがコミュニケーションする機会も増えていくと思う。それにあたって誤った先入観で壁ができたり相手を傷つけてしまうことがないように、正しい知識を広めて、イスラムの文化を尊重していく必要があると思う。
・イスラム教になぜ怖い・危険というイメージを持っている人が多いのか疑問だったけれど今日のお話を聞いてその原因となっているのが私達の生活に身近なメディアだったという事に驚いた。メディアが私達にいかに大きな影響を与えているのかがよく分かった。イスラム教についてしっかりと学んだ事がなかったため、お話を聞いて、自分の中でのイスラム教に対するイメージが大きく変わった。
・イスラームに対する怖さや厳格さは、やはり少なからずあったが、クルアーンにも明記されているとおり、アッラーが無理をしない・させない平和的な道を説いているので、大きく見方が変わった。
2021.10.25 慶應義塾大学大学院
「イスラームの価値観」(オンライン)
感想より
・イスラム教における男女不平等のイメージや、一部のイスラム教徒に対する過激なイメージなど知らずに培われた思い込みに気づかされた。自分では特にイスラムに関して差別や区別をしている認識はなかったがどの情報を元に判断するかで理解が全く変わる怖さを実感した。また、「みんな違ってみんないい」という考え方のなかで、前提が「違う」ことを認めるところからはじまる価値観と、日本のように「同じ」であると思い込んでしまっている価値観で多様性への受容度も異なるのではないかと思った。バイアスに気づき認める努力をしながら、さらに共通の価値観とは何かについて考えていきたいと思います。
・イスラム教の国々では女性の立場が弱いと勝手にイメージしていたが、日本以上に女性活躍が進んでいる点は印象的だった。またそのようなバイアスを作るメディアの情報も今後サスティナブルな世界を作る上で対処すべき問題なのかもしれない。能力面の差(今回は男女での能力面)を認めながら「公平」を実現するという話から、我々が目指すものは全員に対し同じ待遇を施す「平等」ではなく、それぞれの状況に配慮した「公平」を目指すべきではないかと感じた。
・この度は貴重なお話を誠にありがとうございました。改めて我々が正しいと思うことが全ての人にとって正しいことではないということを再認識する機会となりました。その上で、我々が今進めている議論の今後の方向性としても、「共通の価値観」とは何か?ということや物事の捉え方という枠組みについて、より高い見地から議論していく必要性を痛感しました。サラさんから頂いた示唆をもとに今後より発展的な議論に繋げて参りたいと思います。
2021.8.4 愛知県公立高等学校
「イスラームのご案内 ~誤解を解くために」(オンライン)
感想より
・イスラム教について誤解がなくった。イスラム教がうらやましくおもった。
・アッラーはあなた方に易きを求め、困難を求めない。という言葉から僕の中でイスラム教に対する考えが変わった。
・イスラム教徒は少し怖いという偏見を抱いていたけど、今日のお話を通してすごく平和主義の穏やかな素晴らしい宗教だと知りました。全然イスラム教に対しての知識がなく間違った考えばかりだったのでもっとイスラム教について学んでいきたいなと思いました。
≫講演の後のヤングムスリムとの交流について
・ヤングムスリムの人たちはすごく自分たちの宗教に誇りを持っていて、幸せそうに見えた。
・どんな質問をしても、皆さんイスラム教のみんなはみんな幸せ者だし、神様が常にいいほうに導いてくれるという考えがあるから嫌なことはないという考えがすてきでした。
・皆さんイスラム教であることに凄く幸せを感じているのが伝わってきて、直接質問に答えていただいたことで自分の考え方が変わった良い時間でした。
・もっとがちがちの外国人を想像していたのでびっくりすると同時に、イスラム教徒が私たち日本人と違う人間だと思わないで、という言葉が胸に響きました。自然なリアルな話が聞けてよかったです。
・違う人として見ないでという言葉が印象に残りました。もっとイスラムについてしりたいとおもいました。
2021.7.6 愛知学院大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」
感想より
・とても有意義な時間だった。実際にムスリムの方の話を聞いたのははじめての経験だったので、終始すごく驚くことが多かった。今回の講義を聞いて、自分はまだムスリムを理解しきれていなかったことが分かった。まず、ムスリムの人たちの本音や気持ちを考えたこともなかったし、 知ろうと もしていなかった ので、彼らの苦しみに全く気づけなかった。でも、話を聞いて、ムスリムの人たちの目指すものや、多様性をさらに詳しく学ぶことができたので、次に私生活でもしムスリムの方と会う機会があったら、以前とは違う考えで接することができると思う。
・好きなスンナを選択して自分なりのムスリムをしていると知り、ムスリムの人たちは、全く不自由ではなく、むしろ自由な者たちだと実感した。アッラーは困難を求めないとあることから、私が思うムスリムには程遠くて、なぜ日本人の私たちは 不自由であるということを勝手に決めつけているのかが不思議だった。 自分がメディアで見る宗教だけでは、完全に宗教を理解できない上に、おかしな偏見を持ってしまうので、自分で調べたり学んだりして理解すべきだと思った。本当のイスラムを教えて、少しでもイスラムの人が傷つくことを防ぐことができるようになりたいと思った。
・高校の世界史でもいちどイスラムについては触れていて、少しは偏見なく見ていたつもりだったけれど、講義中に驚いている自分を省みて、はじめに知ったイスラムについての印
象が強いままなんだと思った。イスラムの子供たちの対談で学校で イジられる、偏見の目で見られる、とあったが、多分昔の私なら周囲と同じ反応したと思う。知識・教育は本当に大事だと思った。一方的に何度も同じ情報を、これが真実で間違いはないと言わんばかりに報道を行うメディアには、イスラムのこともだが、他の現状のニュースについても気をつけたい。
2021.6.28 日本福祉大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」(オンライン)
2021.6.18 慶應義塾大学
「日本でムスリマとして生きる ~名古屋のムスリムコミュニティ」(オンライン)
感想より
・講義ありがとうございました。もちろん、イスラームについてもとても深く学習することができましたが、クレシ先生のお話から、選択の自由さや志など生き方のようなものを学ばせていただいたように思います。私は、いわゆる無宗教なのですが改宗などは信者の方にとってはとても悩むようなことだと思います。でも、クレシ先生は「結婚を機に改宗しちゃって」ととてもスッと話されていて、たくさん悩まれたと思いますが、結局自分を縛るのは自分なんだなあと考えさせられました。また、さまざまな活動の背景に志が一貫しており、生き方としてとても素敵だなと感じました。また、お子さんのお話を聞いて、宗教に対する偏見は、私自身も本授業を受けるまで恥ずかしながら持っていました。しかし、さまざまなお話を聞いていく中で、孤立している人や悩める人の救いの手となると実感しました。誰しも、生きていく中で悩んだり救いが欲しい時はあると思います。私も含めて、そんな自分を救う手段になると言うこと、その選択肢があることがもっと広まって欲しいと感じました。
・先生の行動力に終始驚きっぱなしでした。私は無宗教なのですが、それでも先生のお話は運命的なものを感じました。ムスリムの方の気持ちというのはきっと理解されにくく今でも偏見は濃いのだと思います。正直私も高校の頃はイスラム に良い印象を持っておらず、怖い危険厳しいというイメージがありました。けれど、大学で授業を聞いたり今日の先生のお話をうかがって、とても人情に溢れた素敵な考え方をする宗教だなというイメージに変わりました。先生のように結婚をきっかけに改宗なさった方やムスリムの子どもたちの中で心の拠り所になるような空間が増えていって欲しいなと思います。
・本日は素敵なご講義をどうもありがとうございました。クレシ先生がムスリムとして良い意味で破天荒な生き方をされてきたお話をお聞きして、たくさん刺激をいただくことができました。時代背景が現在とかなり異なるころのお話で非常に興味深かったですが、日本全体におけるイスラームへの理解は今も昔も同じように浅く、早急に対処しなければならない課題だと改めて実感しました。特に、クレシ先生の子育てに関してのお話をお聞きして、私たち学生よりも低年齢の子供たちが日本において生きづらさを日々感じながら過ごしている実態を映像などとともに知り衝撃を受けました。ムスリムは世界的に見ると多いのに、日本ではムスリムの方達がマイノリティであるという意識を持ってしまいこんなにも肩身の狭い思いをされていることに対して、日本人として非常に恥ずかしく無力感を感じました。(中略)本日はたくさん気づきがあった非常に楽しい授業でした、ありがとうございました。
2021.4.20 日蓮宗教化センター
「イスラームのご案内 ~ムスリムの日常」(オンライン)
2021.3.31 笹川平和財団:イスラムとの共生社会構築支援事業ワークショップ
コメント「日本におけるムスリムの多様性と問題認識」(オンライン)
2020.12.19 北九州市立大学:北方シネマアフタートーク
「日本に暮らすムスリム」(オンライン)
2020.12.8 中京大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」(オンライン)
感想より
・今日は貴重なお話をありがとうございました。サラさんの言うとおり、「ムスリム女性」といえば、マララさんの印象が強く、ムスリム女性は様々な面において不利になると思っていました。しかし、「一部の特殊な事例を全体のことのようにひとくくりにすると偏見が生まれる。メディアリテラシーをきちんと持って情報の取捨選択を」と言われてハッとしました。自分はきちんと学んでいるしメディアにおどらされたりしない!と思っていましたが、イスラム教に対してはマイナスなイメージを持ってしまっていました。今回ムスリムのサラさんからお話をきいて、イスラム教は穏やかで寛容、助け合いの精神にあふれた優しい宗教なのだと知りました。唯一の神もムハンマドも厳しいこと、不可能なことは何も言っていなかったです。マイノリティにも目を向け、きちんと事実を選んで自らのものにしたいです。
・イスラームに対して世間では過激だとか信仰心が強く非論理的だとかといった言説がはびこっているが、実際はイスラームの教えはとても合理的で、倫理的に優れたものであることがよくわかった。私たちの間ではメディアなどによって作り上げられた「悪のムスリム像」のようなものが広く知れ渡ってしまっており、これが様々な偏見を生み出してしまっている。これを解消するためにも、私たちはイスラームに対して正しい知識を持ち、自分たちとは異なる価値観を理解し受け入れていかなければならないと思う。そしてそのためには私たち一人一人が正しい認識をもってそれを広めていかなければならないと思う。
・イスラーム教というと、毎日の礼拝、断食といったイメージが強く、厳格な宗教という印象が自分の中で強くありました。ですが、今回のお話を聞かせていただいて、イスラームのルールは個々の状況に合わせてフレキシブルなものであり、特に断食に関しては私自身一切何も食べることも飲むことも許されないものだと思っていたので、夜になると家族みんなで集まって一緒に楽しく食事をする、断食の期間はとても楽しい期間であるとおっしゃっているのを聞き、驚きました。サラさんがおっしゃっていたように、イスラームのルールがとても厳しく難しい行為ばかりであったら、こんなにもムスリムは世界中に存在しない、20億人も信者はいないと気付かされました。どうしてもイスラームに対して恐いというイメージを持ちがちですが、まずもっとムスリムを知ろうと努力していこうと思います。
2020.12.2 緑生涯教育センター
「願いは『アッサラーム(平和)』 ~ムスリムの思いを知って気付くこと」
感想より
・この講座を受けるまでは、何かしらムスリムに対する一方的な考え方を持っていました。受講後は、同じ人間であり、絶対的多数のムスリムは平和を愛する人だということが分かりました。多様性を認め合い、偏見に惑わされないよう、学びつづけていきたいです。
・イスラムについて、まず自分が全然知識がないことに気付きました。そして、講座の中でとても印象的だったのは、「一部のものを全体にしてしまうと誤解や偏見が生まれる」という話で、その通りだと思います。いろいろな話を聞いて、イスラムについてもっと知りたいと思いました。「ヤングむすりむチャンネル」を家で見ます。
・さまざまな事例を元に講義いただいたので大変わかりやすかったです。(中略)本日少しクルアーンやハディースについて説明していただきましたが、すごく共感できる内容が多々ありましたし、ましてや日本的考え方より先進的な教えが多く、今までのイメージが180℃変わった気がします。みんな違ってみんな良いという言葉は特に印象に残りました。本日の講義をきっかけにもっとムスリムの方々のことを理解したり、知りたいと思うようになりました。ハディースのとらえ方も人それぞれということも知ることができて良かったです。
2020.11.26 東洋大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」(オンライン)
感想より
・貴重なお話ありがとうございました。 イスラム教に対してのイメージが変わるお話でした。自分が無宗教であるためムスリムの方がどのようにイスラム教を信仰しているのか想像しにくかったのですが、今日お話を聞いて感動しました。ムスリムは信仰に厳格な姿勢でいなければならないと思っていたのですが、困難を求めない、個人の信仰をすればよいと聞き、生活の一部である信仰を感じることが出来ました。
・本日は貴重なお話をありがとうございました。ムスリムの方が日本で感じる生活のしづらさや人による信仰の違いなどが分かりました。ムスリムの方々に対してだけではなく、その人の属性で一括りに判断することは良くないと改めて思いました。人は偏見で物を考えやすいと思っていて、私は最近特にそれを感じているので、気をつけています。ムスリムの方が挨拶で相手の平和を願う言葉を投げかけるということを初めて知りましたが、素敵だなと思いました。誰もが世界の平和を願っていてもそれを言葉にすることはあまりないので、広まるべき習慣だと思います。本日は忙しい中ありがとうございました。
・本日はお忙しい中お話しいただきありがとうございました。今まであまり関心がありませんでしたが、世間のイメージやムスリムの人々の居場所づくりなど、ムスリムの方々の現状について知ることができ、興味を持つことができました。同世代のヤングムスリムの方々の取り組みついても初めて知り、文化が違えども多文化の交流が深まればより未来が広がるのではと思いました。
2020.11.19 椙山女学園大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」(オンライン)
感想より
・今回の講義を受けてイスラーム教の印象が180度変わりました。また私たちが今まで差別的な目で見ていたことを思い知らされました。私たちはイスラームのことをよく知らない状態の中で、ISによる事件を知ってしまったがために過激派という印象を持ってしまうようになりました。その時に受けた学校のテストの時事問題でも「この事件を起こしたのは何教徒であるか。」という出題のされ方であったこともあり、ISの人たちが起こしたというよりもイスラーム教がそうさせているというふうに考えてしまっていました。その教徒の人たちのことを深く知ろうともせず、私たちの恐怖心とイスラーム教に対するステレオタイプから差別が生まれてしまい、ISではない人たちまでもつらい思いをさせてしまっている。こういった授業の時当たり前のように差別はよくないと思えるが、知らないうちに差別をしてしまっている自分に気づき悲しく思いました。私たちがテレビのニュースで見ているものはほんの一部であり、すべてではない。ごく一部の人の行為で一括りにまとめるのではなく、疑いの目を向けることも大切であることを学びました。イスラームのことを詳しく教えていただき、そしてたくさんのことに気づかせていただきました。本当にありがとうございました。
・私たちの世代がやるべきことがあると思いました。それは、”SYM”をはじめとする日本で生活する若い(子どもの)ムスリムのサポートです。若い人たちが苦労していることを知り、聞いているだけで胸が痛くなりました。その中で、私たちのできることは、ムスリムについて「知る」ことだと思いました。ムスリムについての正しい知識を学び知ることによって、変な(誤った)先入観や偏見を取り除くことができます。私たちは大人(古い人たち)に比べれば、それほど先入観・偏見はありませんし、まだ頭が柔軟なので新しい情報に上書きすることができます。私たちの世代でムスリムについての誤った見方を改め、正しい理解ができるようにしていきたいと思いました。
・私は高校の同じクラスにムスリムの子がいました(大学も学部も一緒ですが・・・(笑))二年生から同じコースになり、初め「ムスリムなんだ」と聞いて少し戸惑ったことを覚えています。今までは自分も周りの友達も無宗教だったのでどう接すればいいかわからなかったからです。クラスの仲いい子たちでご飯に行く際に、一人が「焼肉に行こう!」と言ってそのムスリムの子は「私いけないや」と言って周りも「じゃあやめよう!」となったんですが、一人の子が裏で「全部その子に合わせなきゃいけないの大変だよね」と言っているのを聞いてすごく嫌な気持ちになりました。きっとムスリムの子が聞けばもっと嫌な気持ちになると思いますが、私でも嫌な気持ちになりました。それと同時に「大変だなあ」とも思ってしまいました。しかしそのムスリムの子と仲良くになるにつれ、その子はムスリムであることにものすごく誇りを持っていることが分かりました。すごく恥ずかしかったです。自分だけで勝手に「大変だなあ」なんて同情していたのにその子は自分のことを誇らしそうにしてました。きっとその子にしかわからない辛さや嫌なことなど沢山あったはずなのに、と思いました。世界には20億人のムスリムの方がいて、きっとこれから世界に旅に行けば沢山のムスリムの方と出会うので、そのムスリムの子と出会えて、新しい文化宗教に触れて学べたことに今はとても感謝しています。今回サラさんのお話では私たちにとって身近なもので説明してくれたり、数字で表してくれたりと、とても分かりやすかったです。素直にムスリムの方の生のお話を聞けて、知らないこと、初めて聞いたことなど沢山ありました。(中略)大変貴重なお話ありがとうございました。
2020.9.26 イスラーム・ジェンダー学科研:公開セミナー
「第二世代のアイデンティティクライシスとその克服のための取り組み」(オンライン)
感想より
・ 2月の研究会に参加を予定しており、名古屋モスクの見学も楽しみにしておりましたがコロナで中止となり残念に思っていましたがオンラインで開催していただきありがとうございました。日本に暮らすムスリムの現状について多方面からの報告、興味深く聞かせていただきました。特にサラクレシ先生からの報告については、学校教育における対応等参考になりました。
・どの講師のお話もとても興味深く聞かせていただきました。特にサラクレシさんのお話は同じムスリムの子供を持つ身として共感し、名古屋モスクでの取り組みが全国に広がるといいなと思いました。また、子供だけでなく、大人も同じような思いを抱えているムスリムが多くいると思います。優等生ムスリムの集いだけでなく、本音で思っていることや信仰について分かち合うことのできる会が広がればいいと思いました。
・在日ムスリムのことを様々な角度から知ることができて、本当に有意義な時間になりました。(中略)サラさんのお話では、YouTubeの動画が印象に残りました。私は在日ムスリムの友人などはいないので、同世代のムスリムの様子をもっと知りたいと思いました。また、もし今まで私と同じクラスなどにムスリムの子がいたら、私はどうしていたかなというふうに感じました。(後略)
2020.8.4 日本福祉大学
「イスラームとは ~日本に暮らすムスリム」(オンライン)
感想より
・イスラムと聞くと、「怖い」や「男尊女卑」、「テロ」などといったイメージを持っていました。しかし、医療などの現場で女性が活躍していたり、お祈りも個人の理由を尊重したやりやすいやり方で行われていたり、スカーフの種類がたくさんあって巻き方もとてもおしゃれで、イスラムの印象がとても変わりました。過激派はほんの一部ですが、その一部のせいでまだまだイスラムに対して悪いイメージを持っている人が少なからずいると思います。イスラムの悪いニュースだけではなく、紹介されたユーチューブやTVなどのようにムスリムの人の暮らしや娯楽がもっと広まれば、世間のイスラムに対しての印象がもっと良くなるのではと考えました。サラーム、とてもいい言葉ですね。
・宗教は大切なものなのかもしれないと改めて思いました。中学生の時、僕の学校にイスラム教の子がいました。僕はあまりかかわりを持てなかったのですが、僕の友達がその子について話していました。僕は、宗教の中でもイスラム教は辛いものだと思っていました。断食のようなものは特にそうです。しかし、中学の時のその子を思い出すと、苦しんでいる様子はなく、本当にいつも楽しそうでした。今日の講義に来ていただいたゲストの方も、笑顔でした。そして、もしかすると宗教の影響かもしれないと思いました。宗教は人を幸せにするのだなと思いました。
・私は以前まで、イスラムの人達にあまり関心がなく、良い人が少ないものだと感じていました。そのため、日本人特有の偏見があったり、宗教自体にも躊躇いがありましたが、イスラムの様々な話を聞くことにより、日本とは時間の捉え方が違ったり、日本人とは異なる上で様々な決まり事があったりなど、日本の文化では考えられないことがイスラムの文化では当たり前なことを知ることができました。日本という一つの国を中心に捉えていましたが、イスラムという国にはとても素晴らしい考えや、文化があることを知り、とても尊敬できるものでありました。
2020.7.28 名城大学付属高等学校
「共生 マジョリティとマイノリティ ~ムスリムからのメッセージ」
感想より
・イスラームが目指すのは平和というのがとても印象に残りました。イスラム国と呼ばれるISという組織のテロ行為により、イスラームに対して間違ったイメージを持つ人が多かったりして、日本で辛い思いをしているムスリムの方、学校に通っている方はたくさんいます。これは私たちがイスラームについて「知らない」ということが原因の一つにあります。私たちにできることは「知ること」。そのとっても大切なことを教えていただけた大切な二時間に感謝いたします。
・今回お話を聞いてムスリムの人達の印象がとてもいい方向に変わりました。私は今回イスラム教のことを沢山知ることができました。女性を大切にする宗教、規律は厳しくないと初めての事も知ることができました。まだ私は直接ムスリムの人と会ったことがないので、会った際にはイスラム教他の文化を理解して、受け入れて、尊重する事が大切だと思いました。
・サラさんの話を聞いて、私は理解することの大切さを知りました。私が考えていたイスラムと実際のイスラムとは大きく異なっていて、テレビのニュース・新聞の記事をただ真に受けるのではなく、きちんと情報の拾捨選択をして正しい理解ができるようにしたいと思いました。
2020.7.3 慶應義塾大学
「日本に暮らすムスリム ~名古屋のムスリムコミュニティ」(オンライン)
感想より
・今日の話は時に苦しく、時に悲しかったですが、とても素敵で、感動しました。私は日本に生活していて、sfcに入るまではムスリムの方と接触したことがなく、イスラームに対しても漠然としたイメージしかありませんでした。sfcに入って、こうしてイスラームの授業を取っている中で、イスラームやムスリムに対する理解がどんどん深まり、とても楽しんでいます。しかし、やはり世の中には厳しいコメントや偏見などが存在することにとても悲しくなりました。同じ人間で、みんながみんな一緒になるわけないのに、そうした偏見で他人を攻撃するような輩の神経がわかりません。(中略)他人に対する偏見や差別が消滅まで行かなくても、できるだけ存在しない社会を作りたいと思えました。
・「みたことも会ったこともない人と同じくくりにされてしまう」というのは、身近なことに例えるとひどく滑稽なことに聞こえるけれど、それがまかり通っているという事実があることに、とても複雑な心境になりました。(中略)ISが日本では最初イスラム国と呼ばれていたことに対して、当時私はどっちでもいいんじゃないかと思っていた節がありました。でもそのときの私はムスリムの方たちの気持ちを全く分かっていなかったことを思い知らされ、無知に対する恐怖を覚えました。
・SFCに入るまで同じ学校や身の回りにイスラム教徒の人間はいなかったものだと思っていたのですが、もしかしたら本人たちが隠していただけなのかもしれないな、と思いました。もし身近にイスラム教徒の人がいたとして、果たして高校生までの私は彼らに偏見を持たなかっただろうか、否、口には出さずとも恐ろしさは感じていただろうと自分で考え、少し背筋がゾッとするような思いです。こうして今回お話を聞き、また講義でイスラムについて学んだ以上、そういった無知による偏見や悪意ある言葉を減らしていくよう働きかけていくことが必要でもあるのかなと感じました。
2020.6.16 緑生涯教育センター
「願いは『アッサラーム(平和)』 ~ムスリムの思いを知って気付くこと」(中止)
2020.5.21 名古屋外国語大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」(オンライン)
感想より
・今回の講演により、思ったより誤解が凄まじい、ということが分かりました。正直、信じられないと思うとともに、自分がどれだけ何も知らないか、ということが分かりました(中略)。正しい知識を取り入れ、周りの人たちに伝えていく所存です。早速、友達に伝えますね!
・サラさんのお話を聞くまで私は知らないうちにムスリムに対して偏見していたことに気づきました。断食やスカーフや巡礼に厳格な決まりがあると思い込んでいて彼女たちは辛いのになぜ一生懸命できるのか不思議に思っていました。しかしクルアーンに、アッラーは困難を求めないと書いてあるように彼女たちは自分のできる限りの範囲で行っているため何も辛くないと知りました。(中略)1時間半という短い時間で私はムスリムの良さを知り自分も同じことを経験してみたいと感じるまでムスリムへのイメージが変わりました。
・決められていることの裏には、正当な理由があり、辛いこともかわいそうなこともないのだと知ることができた。そして、改めて私たちはその行為の表面上だけを見て、偏見を持っているのだと実感した。しっかりと知ろうとしていないのに、中途半端な知識だけを持つことは当事者を傷つけることにつながる。「ただムスリムを知ってほしい」というサラさんの言葉が、とても重く私にのしかかった。ムスリムでなくても、お酒が飲めない人やお肉が苦手な人は私の周りにいる。誰もそれを責めないし、変だとも思わない。なぜなら、それは彼らの個性だから。ムスリムの人々が個々に合わせてフレキシブルにしているのなら、私たちはその個性を認めて、一人の人間として向き合うべきである。そして、そこには「宗教が違う」という考えは一切必要ないのだと感じた。今回サラさんのお話を聞くことができて、本当によかったと心から思う。私のムスリムに対する思いが、180度変わり興味がとても沸いた。
2020.3.23 愛知県西尾市教育委員会
「イスラームの基礎知識」
感想より
・イスラームについてさまざまなこと、また異文化理解の大切さを学ぶことができて、とてもよかったと思いました。正しいイスラームの文化を知ることができ、よい経験になりました。「子供が日本でイスラムに基づいた生活をするのに、学校側がどのように対応できるか」今後私たちの考えことの一つのです。いい勉強になりました。
・イスラームについて、全く知らなかったので、とても勉強になりました。説明もとても分かりやすかったです。自分の無知さや偏見にも気がつくことが出来ました。「子どもの思いをくみ取る」ことが何よりも大事だという事が分かりました。学校現場でしっかり伝えていきたいと思います。
・子どもたちからよく「親がイスラームを学ばせたいから、母国の高校へ行かせたいというけど、私は日本に残りたい」「親がヒジャブをかぶれというが、私はいや」「親が毎週金ようにモスクにつれていくから、いつも欠席しないといけない」と、親の考え方との違いに悩む子どもの話を聞きます。私自身、日本人なので、家庭のルールがあるのだろう位に思っていたのですが、今後は、子どもの意思をよく聞いてから、保護者と子どもが上手く話し合えるように、何かサポートをしてあげられたら、と思いました。
2020.2.29 名古屋大学:公開セミナー
「第二世代のアイデンティティクライシスとその克服のための取り組み」(中止)
2020.2.6 港生涯教育センター 「多文化共生が進んだまちにしませんか ~ムスリムの思いを知ることで」
感想より
・知らずにいることが多くあるなぁと思いました。国や文化の違いがあっても、平和を望む気持ちは共通だと思う。語り合って、コミュニケーションをとって、つながりを感じていきたい。
・イスラム、ムスリムについて詳しく知るために第一歩になりました。最近の状況を見て、学ばずに発言することが多くなっている、それで「偏見」が生まれで「差別」になっていくと思う。自分は無宗教であり、宗教については「偏見」を持っているが、イスラムは「生活の指針」であるということについては「目からウロコ」です。
2020.1.27 名古屋観光コンベンションセンター:観光ボランティア団体情報交換会 「イスラームとは ~イスラーム文化圏の習慣とマナー」
2020.1.20 同志社大学
「イスラームのご案内 ~日本に暮らすムスリム」
感想より
・イスラーム的な考え方や、イスラームの文化、ルールについて、イスラームに対する固定的で若干批判的な認識さえ持っていたのだが、新たな知識や新しい気づきを得たことで少し認識のし方が変わったように思う。イスラームは規律やルールが厳しく、ムスリムの人々は全員それに従順であると思っていたが、個々の状況や能力に応じてフレキシブルであることが意外だった。/今、過激化イスラーム至上主義者たちによるテロ行為などが世界を震撼させたことをきっかけに、どうしてもイスラーム=過激派というイメージがついてしまった。私もそう思っていた1人だが、過激な思想はイスラームにおいて正当化されないというのは初めて知った。そうした思想を持つのはごく1部だけであり、その1部をイスラームの全てだと誤解すべきではない。世界の宗教のうち、多くをイスラームがしめているので、ムスリムとの共生は今の社会で必要だと考える。イスラームのあいさつの意味がとてもステキで、イスラームの本質を感じた。
・フェミニズムを研究する身として、イスラームとキリスト教の女性観の違いや欧米諸国の啓蒙という名の元に進められたキリスト教主義など、興味深い知見を得られました。/日本のマスメディアの報道ではイスラーム=悪、イスラム教徒=テロリストのイメージに結び付けられるケースが少なくなく、彼らに対する理解や関心が低い傾向があるため、教育課程で教えの原理や宗教としての立場を伝える必要性を感じました。/私自身、イスラームの教えはジェンダー格差があると無知ゆえに思っていましたが、この講義を通して女性の尊厳が男性と平等であり、知的労働に関与できたりと、日本と比べ物にならないほど女性の立場が尊重されていると感じました。それがアファーマティブ的な姿勢ではなく、当然視されているという宗教観に感動しました。(後略)
・キリスト教や仏教と比較しながら、とっても理解しやすい言葉でイスラームに対して知識が乏しい私でも、楽しみながら聞くことができました。特に、今までのムスリムに対するイメージはイメージだけでしかなく、私もどこかで偏見を持っていたのかもしれないと内省することのできた機会でした。(中略)/イメージだけでなく、ムスリム1人1人を理解する機会がもっとあれば良いなと思いました。なので、YouTubeでのSNSを使った活動はステキだと思いました。観ようと思います。ありがとうございました。アッサラームアライクム!