絵本《千夜一夜ブックス》前田君江さんによる絵本の読み聞かせ会が行われました。以下にその様子をお知らせします。
日時:11月7日(土)4時~4時30分
場所:名古屋モスク4階礼拝室
参加者:子どもたち25名とそのお母さま方

絵本2前田さんは、東京大学の非常勤講師としてペルシア語講師を務められるかたわら、中東絵本の翻訳をしていらっしゃる方です。この日は、ご自分で翻訳された2冊の本を名古屋モスクの子どもたちに読み聞かせていただくため、わざわざ東京からおいでくださいました。

一冊目「ラマダンのお月さま」は、原作「Ramadan Moon」といって、アフリカ出身のNa’ima B. Robert著、イラン出身の Shirin Adl 絵によるものです。どちらもイギリスで活躍しているアーティストらしく、非イスラーム圏におけるイスラームのイメージに対し、この絵本でそっと反論してくれています。一般には苦行と思われがちなラマダンは、実はムスリムにとって楽しいワクワクするイベントなんだということを、とても素敵なストーリーとイラストで読み手に訴えかけます。ぜひ日本の子どもたちにも読んでもらいたい本です。

二冊目「ちがうけどそっくり」は、原作「Farkli Ama Ayni」といって、前田さんがトルコで原作者から直接いただいた本だそうで、生まれつき前足に障害があって歩けない子ヤギのお話です。「ちがう」ことがどういうことか、かみしめながらお話を聞きました。原作者Feridun Oralは日本でも「あかいはねのふくろう」で知られる方で、穏やかで温かい絵が印象的です。

DSC_1928読み聞かせ会には、幼児から中学生まで幅広い年齢の子どもたちが参加、とてもお行儀良く、皆真剣な表情で聞いていました。お母さま方も、心癒されるひと時を過ごされたことと思います。すばらしい機会をいただけたことを前田さんに感謝します。
《千夜一夜ブックス》について詳しくはこちらをご参照ください。