世間をにぎわすテロのニュース。そのたびに繰り返されるイスラームという単語。イスラームと接してきた歴史が浅い日本では、イスラームが「危険」で「怖い」思想だと誤解されています。テロリストの過激で卑劣な行為が実は、決してイスラームにおいて許されないものであることは知られていません。
そのため、日本に暮らすムスリムはさまざまな偏見とたたかいながら生活しています。特に子どもたちが、逃げ場のない学校や地域で、苦しい思いをしています。心無いからかいに傷つく子ども、いじめられないよう自分がムスリムであることを隠す子ども、ムスリムであることを連想されないように国籍を偽る子ども・・・彼らの居場所を確保するには、周囲の理解が必要です。DSC_0137

この度、NHK Eテレが、そうした子どもたちの現状を伝える番組を制作してくださいました。名古屋モスクに集う中高生そして大学生が何時間もの取材に応えて、それぞれの体験や心情を自分の言葉で語りました。実際の放送はわずか数分間に編集されてしまっていますが、それでも彼らの声にぜひ耳を傾けていただきたいと思います。
(名古屋モスクのムスリマも保護者として撮影に協力しています)NHK HP 2

一人でも多くの方々に、この番組を視聴して子どもたちの置かれた状況をご理解いただきたく、以下にお知らせいたします。特にムスリムの子どもたちと関わる機会のある学校関係の方々、お子さまをお持ちの保護者の方々にシェアしていただけますよう、お願いいたします。

番組名: 「ウワサの保護者会」 (ホームページはこちらNHK HP
特集名: 「ちゃんと知りたい!イスラム教徒ホゴシャーズ登場」
放送局: NHK Eテレ
放送日: 7月15日(金)午後9時30分~午後9時54分
再放送日: 7月16日(土)午後0時~午後0時24分

※番組をご覧になったご感想をぜひお寄せください。
info@nagoyamosque.com