先日の交流会に参加された愛知県公立高等学校の生徒さまが、断食を一日体験することになりました。交流会で親しくなった中高生ムスリムたちもナフル（任意）の断食をして、イフタール（断食明けの食事）を一緒にいただきました。
日時：７月２７日（木）
場所：コミュニティルーム
参加者：日本人高校生４名 中高生ムスリム男子５名 女子３名
この日のためにSNSでグループを作っておいた日本人高校生と中高生ムスリムが、朝早くに起きて声を掛け合いながらサフール（夜明け前の食事）を取り、日中には励まし合いながら、それぞれの生活の中で断食を行ないました。日没の時間が近づくと三々五々モスクに集まってきて、今日一日の出来事と思いを語り合いつつ、イフタールを迎えました。アザーンとともにデーツ（なつめやし）とフルーツで断食を解き、礼拝の後には鶏もも肉とオクラのトマト煮や牛肉のカバブといったエジプト料理をいただきながら、楽しい交流のひと時を持ちました。
以下は参加した中高生ムスリムたちの感想です。
・ノンムスリムの人たちがサウムに興味持って今日体験してくれた事が初めてだったのでとても嬉しかったです。今日みんなと断食できてすごく楽しかった。（高３男子）
・断食って敬遠されるイメージがあるけど、今回は体験してもらえてうれしかったです！（高３女子）
・今日の様な交流会はイスラームに対する誤解や偏見を解くきっかけにも繋がるので、交流会を開くことができて本当によかった。（高３男子）
・一緒に断食をした事で、直にイスラームを体験して貰えてとても深い交流が出来たと思います。こんなにも理解を深めて貰えて幸せです。（高３男子）
・ISの殺害報道の中、日本においてイスラム教徒が誤解されているというのにも関わらずイスラム教の生活そのものを経験して理解してくれている事が凄く嬉しいです。（高１女子）
・断食をしながら午前中部活での厳しいトレーニングをやって、こんな暑いなかで食べられない人たちの気持ちを知ることができました。（高１男子）
・カジュアルな雰囲気で会が行えたので、とても楽しかったです。イスラムの話もそれ以外の事も幅広く話すことができてよかったです。今日は遠いところから来てくださりありがとうございました！そして企画してくれてありがとうございました！（高２男子）
※日本人高校生からいただいた感想はこちら
※前回の交流会の様子はこちら
