愛知県公立高等学校の生徒さま方をお迎えして、モスクに集う中高生ムスリムとの交流会を開きました。
日時:7月15日(土)4時~5時
場所:名古屋モスク4階礼拝室
参加者:日本人高校生20名 中高生ムスリム男子3名 女子9名 

DSC_0583 DSC_0579交流会の前半では、モスクからイスラームについての簡単なご紹介をした後、高校生2人からジハードについての発表が行われました。ジハードは、メディアによって誇張された「武力による信仰の布教」ではないこと、「アッラーのために努力すること」であってムスリムが日常生活の中でも行っていることを、スライドを使用して丁寧に説明してくれました。発表にあったように、「人に優しくすること」「寛容な心を持つこと」「悪行を変えること」もムスリムが行うジハードです。日本人高校生も中高生ムスリムも、参加者一人一人が、イスラームが平和を目指す教えであることを確認する良い機会となりました。

後半は、日本人高校生から中高生ムスリムへの質問タイムを持ちました。たくさん出た質問の中で、「イスラームを信じて良かったと思う瞬間は?」という問いかけに、真っ先に手を挙げて「悩んでいる時にアッラーが味方だと思うことで前に進める」と言った女子、ゆっくり考えて「寂しい時も世界中に16億人の家族がいるから心が強くなれる」と言った男子、どちらの答えも印象的でした。

DSC_0593 DSC_0595交流会終了後も、LGBTや死刑制度、妊娠中絶、自爆テロ、ハラールの問題など、日本人高校生の皆さんからの質問は途絶えず、1時間以上にわたってモスクがお相手させていただきました。普段触れ合う機会のないイスラームに、強い関心を抱いてくださったことに感謝します。

以下は参加した中高生ムスリムの感想です。
・すごく熱心に聞いてくれて、終わった後の質問でもさらに相互理解を深めることができたと思います。(高3女子)
・ムスリムの自分も勉強になるような会でとても有意義な時間を過ごせました、自分自身もイスラムの事を知ろうと思ったり、勉強したりしようかなと思えるような良い会でした。(高2男子)
・いつもより人数が多く、緊張してしまい上手く話せませんでしたが、この機会に皆に本当のイスラームを知ってもらえて良かったです。(高2女子)
・皆さんがとてもイスラームに興味を持ってくださっていて嬉しかったです。(高3男子)
・うんうんと頷きながら聞いてくれて、よく理解してくれたようだったので、お互いにいい交流ができたと思います。(高3男子)
・参加してくれた高校生の方々がとてもムスリムに関心を持ってくださって嬉しかったです。今回の会でムスリムに対しての誤解などがなくなればいいなと思いました。(高2女子)
・私は 皆さんが持つイスラムに対してのイメージが 少しでも 良くなった気がしたので 今回のこの交流会が出来て とてもよかったと思います。(高2女子)

※日本人高校生からいただいた感想はこちら

※前回の交流会の様子はこちら