イスラーム礼拝所 名古屋モスク バーブ・アル=イスラーム岐阜マスジド/ムスリム文化センター

ムスリム女性のパスポート写真について

ムスリム女性のパスポート取得に際し、ヒジャーブ着用の写真が認められることを確認しました
2014年10月

名古屋モスクに、パスポート取得に際し、ヒジャーブ着用の写真が認められないというご相談がありました。
以下にその経緯をお知らせします。

ご相談者の管轄地である西三河県民生活プラザによると、2009年の外務省通達では、旅券用写真において頭髪を覆うことについては当然として認めることができないとあり、入信証明書に加えて頭髪を覆うことの必要性を示す教義・経典あるいはこれに代わる事情説明書を提示しなければ特例は認められないとのこと。
ヒジャーブの規定を記載したモスクの教義を提出してほしいと言われましたが、モスクは単なる礼拝施設であって個別の教義を有していません。

他のモスクでは入信証明書のみで許可が下りている事例があることを指摘したところ、同通達には、神戸モスクおよびイスラミックセンタージャパン等の入信証明書があればその他の書類の提示を免除されるという例外規定があるそうですが、名古屋モスクは上記2団体ではないので、認められないとの解釈でした。
「等」という表現は全てを列挙できないときに用いるものであることを全く無視 した、杓子定規的発想でした。

名古屋旅券センターに尋ねると、愛知県では、上記2団体は戒律が厳格であるため特例とし、それ以外の団体に所属するムスリムには許可しないとのことでした。
名古屋モスクと上記2団体が異なる戒律を有しているとの誤解があるようです。
世界中のモスクが同一の教義・戒律を有することを時間をかけて説明いたしましたが、ご理解いただけず、名古屋モスクがヒジャーブ着用を強く指導しているという証明を出すようにとの指導でした。
そもそも礼拝施設としてのモスクにそのような権限はなく、そうした指導も行っていないため虚偽の証明書を作成することには承服できません。

外務省旅券課に相談したところ、こちらはきちんと傾聴してくださる様子がみられ、通常の社会生活をヒジャーブ着用で送っていることを理由に挙げれば良いとの見解をいただきました。
上記2団体のみが特例となっている点については、通達作成の時点で外務省が把握していたのがそれしかなかったからだそうです。
単なる怠慢による調査不足でした。
他にも宗教法人格を有するモスクがあるなら教えてほしいとまで言われました。

早速外務省から愛知県に通知してくださることになり、今後は名古屋モスクの入信証明書を提示することで、ヒジャーブ着用の写真が認められるはずです。
外務省には、大塚モスクや東京ジャーミィ、日本ムスリム協会などの宗教法人格を有する団体名をお知 らせしましたので、これらの団体発行の入信証明書でも同様の対応がなされると思われます。
少しずつお役所仕事が改善されていくことを期待したいと思います。

この件に関して何か新しい情報がありましたら、名古屋モスクまでお知らせください。

<ヒジャーブの根拠となるクルアーンとハディース>

【男の信者たちに言ってやるがいい。「自分の係累以外の夫人に対しては」かれらの視線を低くし、貞潔を守れ」。それはかれらのために一段と清廉である。アッラーは彼らの行うことを熟知なされる。信者の女たちに言ってやるがいい。かの女らの視線を低くし、貞潔を守れ。*外に表れるものの外は、かの女らの美(や飾り)を目立たせてはならない。それからヴェイルをその胸の上に垂れなさい。自分の夫または父の外は、かの女の美(や飾り)を表してはならない。なお、夫の父、自分の息子、夫の息子、また自分の兄弟、兄弟の息子、姉妹の息子、または自分の女たち、自分の右手に持つ奴隷、また性欲を持たない供回りの男、または女の体に意識を持たない幼児(の外は)。】(御光章24:30-31)

*「外に表れるもの」が顔と手のことを示していることを示すハディース
【預言者さま(彼に平安と祝福がありますように)は、こう仰っています。《「アスマーよ、実に女性はもし成人したならば、こことここ以外は、彼女のどの部分も見られることはふさわしくありません。」そして彼は顔と手を示されました。》】(アブー・ダーウード)

PAGETOP
Copyright © 宗教法人 名古屋モスク All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.