公益社団法人名古屋青年会議所主催セミナー「食の多様性に応えるまち『なごや』」にご協力しました。
開催日:8月6日(火)
主催: 公益社団法人名古屋青年会議所
会場:ホテルナゴヤキャッスル レストラン柳城
セミナーは、まず三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社政策研究事業本部主任研究員 から、ムスリム人口を多く抱える国からの訪日外国人の状況や、インバウンド増加の背景についてのお話がありました。続いて名古屋モスクから、イスラームの教義と慣習をご紹介して、多様な考え方をもつムスリムが自分たちで判断できるよう情報提供をお願いしました。最後に飛騨高山ムスリムフレンドリープロジェクト代表から、ハラール認証に頼らない自然体でのムスリム対応の経験や実践例の紹介がありました。
セミナーの後、「なごやめし」を中心としたハラールのグローバル対応食が用意されました。名古屋モスクに集うムスリムらも試食に参加し、初めて食べる台湾ラーメンや手羽先などに舌鼓を打っていました。調理場や調理器具を別にすることを求めるハラール認証の基準に合致せずとも、ハラール肉やノンアルコール調味料の使用で充分満足するムスリム客がいることを、知っていただく良い機会になりました。
今後さらに増加する訪日ムスリム客が安心して食事を楽しめるよう、名古屋の飲食業の方々には、無理なくできる範囲での対応をお願いしたいと思います。そうした取り組みが、日本在住のムスリムにとっても利用しやすい環境づくりにつながることと期待します。