イスラーム礼拝所 名古屋モスク バーブ・アル=イスラーム岐阜モスク

最初のモスク

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1P『日本イスラム史』(小村不二男著、日本イスラーム友好連盟)によると、1926年、ロシアにおいて信教の自由を奪われたタタール系トルコ人10家族が名古屋に移住し、彼らは1931年3月「名古屋回教徒団」を結成、会計担当のサイドガリエフ氏の居宅を礼拝所とし、毎週の金曜礼拝と毎日5回の礼拝とを行っていたとあります。これが記録に残る最初のムサッラーです。

『名古屋ムスリムモスク-開所式の際に発行された記念冊子-』(名古屋トルコ・タタールイスラム教会発行1937年1月)には、インドや満州に住むムスリムからの寄付を得て1936年11月名古屋市今池町3丁目に新たな建物が建てられ、翌年1月に開所式を行ったことが記されています。約40㎡の土地に木造モルタルで建てられたモスクは、道路から石段を二段ほど上がったところが入口で、1階が礼拝所、2階がトルコ人の子どもたちの学校になっていました。

6P1945年5月14日、米軍機B26の空襲によってモスクは焼失してしまい、焼け野原となった土地は、上記冊子にモスク建設委員長として名前があげられているハミドリン氏が直接隣家の日本人と交渉して売却されました。

以後53年間、名古屋にモスクは建てられることがありませんでした。

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