2016年2月9日(火)
曹洞宗岐阜県宗務所さまの主催する人権学習会にて、岐阜県内役職寺院の方々を対象にイスラームをご紹介する機会を得ました。 以下のとおりご報告いたします。
イスラームの一神教における位置づけと六信五行、そして日本におけるムスリムの現状をお話しました。
質疑応答の中で、他の宗教宗派を互いに尊重する気持ちが大切であるとのご意見をいただき、全くその通りだと首肯しました。歴史上、イスラームが他宗教を保護し共存を図ってきた例は多くあります。争わず互いを尊重し、こうして異宗教間の対話を続けていくことが大切だと思います。また無関心でなく知ろうとすることの大切さについてもご意見いただき、その後にはイスラームを学ぶための書籍の紹介を求められるなど、知らなかったイスラームに関心を示してくださった僧侶の方々がいらしたことを嬉しく思います。
【英知と良い話し方で,(凡ての者を)あなたの主の道に招け。最善の態度でかれらと議論しなさい。】( 蜜蜂章16:125)
【アッラーは、宗教上のことであなたがたに戦いを仕掛けたり、またあなたがたを家から追放しなかった者たちに親切を尽し、公正に待遇することを禁じられない。本当にアッラーは公正な者を御好みになられる。】( 試問される女章60:8)